Specifications

1948OHVスペックデータ・リンカート早見表 



1948、ファースト・パンヘッド。「The Enthugiast」1947年11月号にて次世代モデルとして発表。
ナックルヘッドと外観上エンジンしか変わっておらず、しかし今となっては希少なプロトタイプとして、日本では48『ヨンパチ』と呼ばれすっかり有名になりました。クールな鍋ぶたを被ったエンジンにスプリンガーというセットアップ。このモデルのスペックデータです。




1948 OHV Specifications(エンジンスペック)



Langsenkamp-Linkert社は、1933年からハーレー社にキャブレターの供給を始めました。
ハイとスロー、2つだけの調整という単純な構造ながら非常に良く出来た燃料気化器で、
OHVでは1936-65のパンヘッドまで、SVでは1958年まで、このリンカートMシリーズが使用されてきました。
レース用も含めると実に42種類も存在しています。




リンカート年式早見表

(おおざっぱですが)




『CPボルト』はChandler Products(チャンドラープロダクト)社製ボルトの略です。
ハーレー社は1942年まで、全てのネジ類を自社で製造していましたが、第二次大戦の影響で
そうしたハードウェアを外部委託せざるを得ませんでした。
そこでチャンドラー社は、1943年からハーレーにボルト類を供給するようになり、60年代までほとんどのボルトに使用されてきました。
1943-46年までは『CP 1035』、1947-58年までは『CP 1038』と刻印されています。
この数字は使用されている鉄のグレードを表しています。『CP ボルト』は1964年頃に姿を消し、その後『F』マークや『Rockford』などに取って代わられたのです。