オイルポンプ編。
河童淵通信(日記)にも綴ってましたが、最近放置しておくと知らず知らずのうちにプライマリー側からエンジンオイルをお漏らしするようになってしまいました。
その漏れ具合がひどく、2週間程の放置でオイル2本分は出てしまいます。うぅ・・・エンジンオイルがもったいない・・・(笑)・・・で、ドコから漏れてきているかといいますと、このプライマリーフィードライン。普通は少量のオイルが吐出されて、1次チェーンの潤滑として機能します。
ということで最初に疑ったのが、その吐出量を調節するアジャストスクリュー。
アジャストスクリューですが、48は初期のテーパー式で、薄い5枚のワッシャーで量を調節します。
しかし!ワッシャーを全部取って締めてもオイル漏れは止まりませんでした・・・。
アジャストスクリューですが、48は初期のテーパー式で、薄い5枚のワッシャーで量を調節します。
しかし!ワッシャーを全部取って締めてもオイル漏れは止まりませんでした・・・。
エンジンを掛けたり、クランキングしたりしない状態でプライマリーケース内のフィードラインからオイルが漏れるということは、クランクケース内のオイルがオーバーフローしているの
で送り側のチェックバルブの不具合の疑いが強い、とのこと。ココですね。
もし送り側のチェックバルブの不具合であれば、まずオイルラインを外して、オイルポンプへのオイルタンクからの供給を遮断してみます。
これでクランクケースのオイルレベルが正常になってオーバーフローしなくなり、プライマリーオイルラインからの吐出がなくなるなら、チェックバルブに問題がある、というわけです。
これでクランクケースのオイルレベルが正常になってオーバーフローしなくなり、プライマリーオイルラインからの吐出がなくなるなら、チェックバルブに問題がある、というわけです。
オイルタンクからラインを外してみたら・・・
フィードラインからのお漏らしが止まりました!!
オイルの過剰なお漏らしの犯人はチェックバルブ。
アドバイスありがとうございました。
・・・と、いうコトで。
オイルポンプをバラしてみました。48のオイルポンプは見た目ナックル、中身は少し進歩しております。高出力となった新エンジンに合わせてオイルの送出量を増やすため、フィードギアが少し大きくなっている(らしい。ナックル持ってないからどれほどかよく分かりませんけどw)
チェックバルブスプリングも、48から大幅にモディファイされたもののひとつ。倍近い強化スプリングに変更になっています。
真ん中は戻り側のバルブスプリング。左WL、右48パン。
多数用意してみたバルブボールは、どれも9.50mm。いい状態です。
ボールがあたる受けの部分をチェック。この時点で当たりには問題ないのかな〜なんて思っていましたが・・・
ハンドグラインダーに丸型ナイロンブラシを付けてブラッシュアップをしました。するとみるみるキレイになっていきました。
・・・そして、オイルお漏らしの原因をついに特定!ボールが当たる一番下の穴の、上部分が三日月状にわずかながらエグれておりました。
チェックボール径と同じ9.5mm径の丸型砥石〜〜!
ピキピキ〜〜ン
ピキピキ〜〜ン
これでジィ〜〜〜っと磨いていきます。リューターより砥石で磨ぎ削ったほうがやさしそうなので、このやり方にしてみました。削り過ぎないように・・・と言われているので、程々に・・・。
全周に円を描き、ボールのアタリの面だし終わり。この状態でまたボールを入れてオイルを垂らしたら、漏れて来ませんでした。
さらに仕上げとして微細コンパウンドをフェルトボール(タミヤのフィギュア仕上げ用。爆)に付けて、表面を慣らしました。
オイルポンプを再度組み付けました。キーとフィードギアがうまくハマらなくて苦労したり、サークリップに大苦戦したりしながら・・・
オイルを入れて一夜置いてみます。
で、一日置いた結果・・・お漏らしが止まった!!
うぅ・・・うれしい・・・
うぅ・・・うれしい・・・
一ヶ月ぶりの試乗!肝心のエンジンオイルの戻りもチェック。今までなかったことなのですが、クランクケース内のオイルもオイルタンクにきっちり戻っているのか、入れた量よりも増えていました(笑)。